11月14日は今年度の研修「山田界隈歴史散策」をしました。
9時30分に山田駅に集合して、11人で街歩きしました。
山田上王子池公園...人だけでなく冬鳥の憩いの場所になっています。
山田三ッ辻...江戸時代、山田街道(豊中・伊丹方面)と小野原街道(箕面・池田方面)、西国街道や由緒ある寺院へ参詣する道と結ばれていました。
街並みの中にひっそり祀られている石仏群は安土桃山時代のものです。
大阪城築城の時に石垣に使われないように埋めて隠したものが掘り起こされて、今の姿になっているそうです。
旧竹中家「馬上門」...江戸時代に山田中村の庄屋をつとめた竹中家の表門。当時は騎馬のままで門を出入りしたと言われがある、大きな門です。
本当に大きな門ですね。
山田東地区は西本願寺派、親鸞聖人像がたいていのお寺にあります。
光明山紫雲寺....圓照寺と同じく、大阪府指定有形文化財に指定されています。
圓照寺...創建は平安時代に遡る歴史あるお寺です。
本堂裏手の石段を上がると山田村を一望できる鐘つき堂があります。
1日3回お寺の奥様が鐘をついておられるところに息合わせ、私たちは昔話「権六おどり」を読み、奥様に民話の謂れを伺いました。
安養寺は四季を通してお花の絶えない美しいお寺ですが、今は地震と台風の影響で本堂は立ち入り禁止でした。
伊射奈岐神社...平安時代の延喜式神明る帳にも載っている延喜式内社です。
鳥居をくぐった階段の脇に鎮座ましましている狛犬は、日清戦争に従軍した山田さんからの寄贈です。
本当は狛犬は中国のお城の霊獣の石像だそうです。
この不思議な鳥居は...先の大阪北部地震で倒れてしまい、新しい鳥居を作ったのですが、古い鳥居も記念に置いてあります。
お天気にも恵まれ、のんびりお喋りをしながらの散策、近所に暮らしていても知らない事がいっぱいで、とても勉強になりました。
年に1回の研修会ですが、毎回とても有意義で、来年が楽しみです!